みんなのどう議会特別号 その先の、道へ。北海道 Web:https://www.gikai.pref.hokkaido.lg.jp X(旧Twitter):https://twitter.com/hokkaidogikai(@hokkaidogikai) 1ページ NEWS 北海道議会と札幌大学の包括連携協定に基づき、毎年行われているどう議会議員と札幌大学学生による北海道の可能性について意見交換会が令和6年12月11日、午後2時過ぎから、北海道議会において開催されました。学生らは、準備期間に6カ月間を費やし、この日を迎えます。意見の食い違いにより、喧嘩が勃発・・・ 札幌大学からは、小笠原ゼミ、岩本・石井合同ゼミの2班が参加。学生は地域社会に飛び込み、調査結果から見出された小さな可能性について提言し、どう議会議員は様々な知見を提供しながら、可能性を広げるための活発な議論が行われました。終了後にはどう議会広報しについて意見交換し、もっと、紙面に親しみやすさとか、ゆるさとか・・・ 2ページ 大学生と議員との意見交換会を開催しました。 テーマ1 子どもたちの未来を作る「きっかけびと」 ~体験格差をなくしたい~ どう議会議員の感想 大学生の発想に感銘ですね。 大人の意識改革が必要ですね。 学生の意見 子育てを社会化するコミュニティ形成が必要。 《写真》:子ども達に愛を!HOKKAIDO LOVEで集合写真 3ページ テーマ2 「空手エクササイズ」~高齢者の転倒予防に~ どう議会議員の感想 他地域の事例を参考に、持続方法を探るのが良いですね。 学生の意見 大学生の関わりにより、心身の健康づくりに貢献できると感じつつも、持続性の確保には推進体制の整備が必要。 《写真》:空手の「突き!」で集合写真 4ページ 大学生の今だから言えるここだけの話(その1) 小笠原ゼミチーム編 どう議会議員との意見交換会まで、6カ月以上の準備を要しました。 小笠原ゼミチームは、熱血集団であるため、テーマ設定や方向性議論で意見が対立して喧嘩が勃発したとか、しないとか。そうした経験も乗り越えながら、子どもたちの「体験格差」の解消に向けた提言を行いました。 学生A「かなり緊張してたでしょ?控室の顔と全然違うし(笑)」 学生B「6カ月間も準備してきて、その思いが強くて硬くなったかな?後半は自分の言葉で話しできたと思います。」 学生C「チーム崩壊したり、色々と乗り越えてきたよね!一時はどうなるのか…と思ったが、やり切ったね!」 学生D「自分たちだけでは、立て直すことはできなかったと思います。色々なかたからのアドバイスがなかったら、大変なことになっていたかと。」 学生A「今回で、覚醒した?(笑)」 学生B「 全然してませんよ。今回の提案で、子どもたちの体験格差をなくしたいと訴え、議員の方々から可能性と課題について、たくさんの意見をいただいたので、カタチにしないと…」 学生C「ここからが、本当の課題だよね。どうする?」 学生D「学生が、継続的に地域と連携して、小さな課題解決を目指す取り組みを支援してほしいと地域連携課に相談してきます。」 学生A「どうだったの?」 学生B「もう、支援策ができてた!」 学生A「早!(笑)愛を感じる!」 学生B「いいよね!サツダイ!」 5ページ 大学生の今だから言えるここだけの話(その2) 岩本・石井ゼミ合同チーム編 学生E「意見交換のテーマである「空手エクササイズ」って?」 学生F「空手の動作が、高齢者のきんりょく強化や転倒予防になると考えていたその矢先に、おばあちゃんが転倒して骨折してしまった。もっと早く行動を起こしていればと後悔しています。」 学生G「空手の動作が転倒予防?」 学生F「空手は、足で地面をしっかりと、つかもうとすることが特徴的で、あわせて膝の柔軟性も高められるはずと考え、卒論研究とあわせて、どう議会との意見交換会に参加することに!」 学生G「誰を対象に調査を?」 学生F「岩本先生に、日時と場所を示されて、西岡福住地区センターに行ってみると、健康体操サークルの方を紹介されて、まずは一緒に体操を1時間。すっかり意気投合して、空手エクササイズの話をしたら、たくさんの方々が参加したい!と言ってくれて、調査協力者が見つかりました。」 学生G「岩本先生に仕組まれた?」 学生E「完全に仕組まれていたね!岩本先生には導いてくださって、ありがとうございますと言っておきました。(笑)」 この取り組みから感じたこと 学生G 2班の提案からは、しょうし高齢化と過疎かが進む現代において、若者が集う大学が中心となって、地域と若者を繋ぐ架け橋となり、新たなコミュニティづくりをになえるという可能性を示してくれました。現代社会では、身近にあるものが見えにくくなったり、そのことから目をそらす傾向が強まっているように思います。だからこそ、札幌大学は、地域の方々と共に新しい可能性を創るという「地域きょうそう」の学びに力を入れているのです! 学生が提言した内容は札幌大学地域連携センター ニューズレターvol38をご覧ください → → → https://www.sapporo-u.ac.jp/society/rc-center/newsletter.html 6ページ 議員さんと大学生の座談会 広報委員会 宮下委員長「議員のイメージって?」 学生「全体的なイメージとして、良くないです(笑)」 広報委員会 うみの委員「わかってるんです…。なんとかしないと!」 広報委員会 丸山委員「地域活動に参加すると、イメージと違うと言ってくれるかたは多いのですが…」 学生「今回の交流で、全然イメージと違いました。議員の仕事以外にも、色々な事されていて、知識が豊富で親しみやすいと思ってます。」 学生「もっと気軽に話せる機会あると、もっと議員さんのイメージは変わると思うんですよ。」 広報委員会 石川委員「立場ではなく、人とヒトとして話せる機会が欲しいですね。」 学生「別の機会に意見交換をしませんか」 広報委員会 宮下委員長「楽しそうだね!是非やりたいですね!」 広報委員会 清水副委員長「どう議会の広報しは見ることありますか?」 学生「見たことありません!どこにあるのかも・・・」 7ページ 広報委員会 宮下委員長「高校生にも関心を持ってもらえるような広報にしたいので、協力いただけますか?」 学生「内容よりも、親しみやすさやゆるさが大切だと思います。」 広報委員会 清水副委員長「読んでもらうという視点ではなく、手に取ってもらうことからですかね?」 学生「そうですね。高校生に「伝わる」というのは、私たちでも難しいと感じてしまいます。」 学生「でも、なんとかやってみましょう!」 こんな経過もありまして、今回の広報しは、サツダイ生が中心となって作成しました。 ~ 意見交換を終えてのティータイム ~ 小笠原教授 「こうした機会がイベントごととして終わるのではなく、持続的な学びにしていかなければなりません。学生と地域が連携し、どのような試行錯誤を経て、今に至ったのか、そのプロセスを大切にし、本学と地域が共に発展する仕組みにしていかなければなりませんね!」 岩本講師 「そうですね。北海道議会との意見交換会は、課外活動の括りですが、地域活動の時間をもうければ、正規授業にしていくことも可能だと思います。そうした学びが求められていますし、本学はそのポテンシャルがあるので、目指していかなければなりませんね!」 8ページ 新しい発想の芽(今後の展開) 広報委員会 宮下委員長(札幌市清田区2期) 「「開かれたどう議会」を目指し、発信りょくを高めるということで日々発信していこうと考えている。我々議員にとっても、非常に参考になり、今後の活動に役に立つ場となりました。 」 広報委員会 清水副委員長(札幌市手稲区1期) 「我々の発信する言葉が、若い人にも伝わるよう、皆さんに、ぜひかけ橋になってもらいたい。こういった皆さんとの輪を広げるような企画をやっていけたらと思いました。」 広報委員会 石川委員(札幌市北区1期) 「事件は現場で起きているじゃないけども、取材は本当に大事。なまの状態で触れた上で、皆さんの感覚を踏まえた文字やレイアウトなどのアイデアにつながる。今後も若者の皆さんと普通に楽しく会話がしたいです。」 広報委員会 うみの委員(函館市1期) 「どう議会のイメージというと、 皆さんには、堅いとか、何をしているのか解らないというものがある。日頃思っていることを、ざっくばらんに対話ができる機会があればいいなと思います。」 広報委員会 丸山委員(小樽市1期) 「議員は、道民の皆さんにとって手の届かない、ちょっと遠い存在に感じられていて、その感じを解消しなくてはいけないし、工夫していきたい。中高生の皆さんをターゲットに、若者の感性を存分に活かしてください。」 ●どう議会へのアクセス 住所:札幌市中央区北2条西6丁目 JR札幌駅西通り南口から徒歩約8分 ●どう議会Webサイト 議会中継・録画、傍聴・見学のご案内など URL: https://www.gikai.pref.hokkaido.lg.jp/ ●札幌大学へのアクセス 住所:札幌市豊平区西岡3条7丁目3番1号 ●札幌大学Webサイトについて URL: https://www.sapporo-u.ac.jp/ 編集・発行:北海道議会事務局・札幌大学 発行日:令和7年(2025年)6月6日