みんなの道議会No.20 Web:https://www.gikai.pref.hokkaido.lg.jp Twitter:https://twitter.com/hokkaidogikai(@hokkaidogikai) 1ページ 北海道議会は開設120年! 《写真》:議場(北海道議会開設120年記念 特別展示 道議会の道標) 北海道議会は昨年、開設120年を迎えました。 開設120年を記念し、2020年5月まで使用していた旧道議会議事堂の様子や、道議会に関する出来事を中心としたパネルと、道議会と交流のある国々の記念品などの展示を行いました。 今号の主な内容 2ページ:令和3年第4回定例会の概要や議決状況について 3ページ:道議会キーワード「北海道Society5.0」 4ページ:道議会開設120年記念 特別展示 / 拉致問題を考えるパネル展 2ページ 令和3年第4回定例会(11/30~12/16) 定例会の概要 総額1,680億9,900万円あまりの令和3年度補正予算を可決 知事から予算案2件(新型コロナウイルス感染症対策をはじめ、当面措置を要する経費などについて、必要な予算措置を講じるための補正予算案など)と条例案12件、その他の案件7件が提案され、議決しました。 また、前会より継続審査の決算案件6件を認定し、議員や委員会から提出された意見案5件を原案のとおり可決しました。 主な審議日程 11月30日本会議(開会) 12月3日~12月7日本会議(一般質問) 12月7日~12月14日予算特別委員会 12月15日常任・特別委員会 12月16日本会議(閉会) 本会議や予算特別委員会の主な議論 新たな変異株「オミクロン株」への対応 オミクロン株の道内への流入を防ぐため、水際対策や監視体制の強化、国や航空会社などの関係者との連携にどのように取り組む考えか。 ワクチンの3回目接種 新型コロナウイルスの3回目のワクチン接種を円滑に行うため、ワクチンの確保や道内各市町村の計画的な接種体制の構築に向け、どのように取り組む考えか。 第三者認証制度 飲食店における感染防止対策の認証制度について、制度の普及を進めるため、道内の飲食店経営者への周知や支援など、認証店の拡大にどのように取り組む考えか。 太平洋沿岸の漁業被害 北海道の太平洋沿岸で広範囲にわたって確認された赤潮による漁業被害について、漁業関係者への支援や漁場再生、被害の未然防止にどのように取り組む考えか。 原油価格の高騰 原油価格の高騰を受け、生活困窮世帯への支援や、社会福祉施設、中小企業・小規模事業者への支援など、今後どのように取り組む考えか。 新エネルギー導入加速化基金 太陽光発電や風力発電などによって得られるエネルギーである「新エネルギー」の導入を加速化するための基金について、今後どのように運用し導入促進に取り組む考えか。 《イラスト》:変異ウイルス 《イラスト》:車に給油するガソリン 《イラスト》:風力発電 主な議決の状況 知事提出案件 【予算案】 2件 「令和3年度北海道一般会計補正予算(第6号)」(原案可決) など 【条例案】12件 「北海道職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例案」(原案可決) など 【その他の案件 / 決算】 7件 / 6件 議員・委員会提出案件 【意見案】 5件「北海道太平洋沿岸の漁業被害に関する意見書」(原案可決) など 《イラスト》:テレワーク 《イラスト》:赤潮 定例会の詳細は、道議会Webサイトや北海道議会時報をご覧ください。 道議会Q&A Q うえの「主な議決の状況」に書いてある、「意見書」って何? A 地方公共団体(道議会の場合は北海道)の公益に関することについて、議会としての意思を決定し、国会や国の関係省庁などに対し文書を提出することができます。その文書のことを意見書といいます。 《イラスト》:意見書を説明する男性 今回は、赤潮の被害状況調査に対する支援を行うことなどを国に対して要望したよ。 3ページ 道議会キーワード 今回は第4回定例会で取り上げられたホットな話題をお伝えします 「北海道Society5.0」 《イラスト》:北海道ICT利活用推進キャラクター「ドーチョくん」 デジタルの力で、北海道を元気に! 北海道は、ICT(情報通信技術)やAI(人工知能)、ロボットなどの未来技術を活用した、活力にあふれる北海道の未来社会を「北海道Society5.0」として、その実現に向けた取組を推進しています。 《イラスト》:「ドーチョくん」 2030年ごろを想定しているよ! 《イラスト》:女の子 そもそも、「Society5.0」って? 《イラスト》:「ドーチョくん」 狩猟社会(Society1.0)、農耕社会(Society2.0)、工業社会(Society3.0)、情報社会(Society4.0)に続く、サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会とされています。 〈新たな社会"Society5.0"のイメージ〉 出典:内閣府ホームページ(https://www8.cao.go.jp/cstp/society5_0/) 《イラスト》:「ドーチョくん」 すでに道内でも取り組みが始まっています。 今回はその中から3つご紹介します! 〈概ね10年後の北海道の未来社会「北海道Society5.0」の姿のイメージ〉 1.ICTを活用した「遠隔授業」 道では、遠隔授業の機能を集中した「北海道高等学校遠隔授業配信センター(ティーベース)」を開設し、地域連携特例校や離島にある高校に、専任教員が授業を配信しています。 《写真》:遠隔授業の様子 2.住民目線でデジタル化「書かない窓口」 北見市では、窓口支援システムの導入により、来庁者が申請書を書かずに手続きが完了する「書かない窓口」を実現。RPAも導入し、事務の効率化と来庁者の待ち時間短縮など、市民サービスの向上につながっています。 RPAはパソコン操作自動化ソフトウェア 《写真》:北見市での書かない窓口の様子 3.「スマート農業」の推進 トラクターの自動操舵や搾乳ロボット、ドローンによる画像分析や農薬散布など、ICTやロボット技術を使ったスマート農業技術が生産現場に導入されています。 《写真》:ドローン 4ページ 北海道議会開設120年記念 特別展示 道議会の道標 (11/25~12/17) 道議会は、1901年に35名の議員により北海道会として開設されました。その後、1947年に地方自治法が施行され、新たな地方自治体の議決機関として、北海道会は北海道議会に改められました。 旧道議会議事堂の様子や、道議会に関する出来事を中心としたパネルと、道議会と交流のある国々の記念品などの展示を行いました。 《写真》:展示を見る小畑議長(左)と市橋副議長(右) 《写真》:展示コーナーの様子(4枚) 昨年、道議会は開設120年を迎えました。今後、ますます多様化・複雑化する北海道の課題に向き合い、道民の皆さまの負託に応えられるよう、道議会の機能をさらに高め、情報発信や政策形成などの取り組みを進めてまいります。 拉致問題を考えるパネル展 (12/21~1/19) 1970年頃から80年頃にかけて、北朝鮮による日本人拉致が多発しました。現在、17名が政府によって拉致被害者として認定されています。 道議会では、平成28年第3回北海道議会定例会で、「朝鮮民主主義人民共和国による日本人拉致問題の完全解決を求める意見書」を提出・議決し、日本人拉致問題の完全解決を実現するよう国に対して強く要望しました。 また、関連する様々な議会議論が今日まで行われています。 拉致問題は、我が国の国家主権及び国民の生命と安全に関わる重大な人権侵害問題です。 一人でも多くの方々に、拉致問題の一日も早い解決の必要性をお伝えするためのパネル展を開催しました。 パネル展にあわせて、北朝鮮による日本人拉致問題啓発アニメ「めぐみ」の放映も行いました。 《写真》:北朝鮮による日本人拉致問題啓発アニメの放映や展示の様子(4枚) ●道議会へのアクセス 住所:札幌市中央区北2条西6丁目 JR札幌駅西通り南口から徒歩約8分 ●道議会Webサイトについて 議会中継・録画、傍聴・見学のご案内など URL: https://www.gikai.pref.hokkaido.lg.jp/ ●紙面への意見、要望やお問い合わせ メール:gikai.seisaku1@pref.hokkaido.lg.jp 電話:011-204-5691 ●最新号やバックナンバーについて みんなの道議会の最新号やバックナンバーは、 道議会WebサイトでPDF版とテキスト版を公開しています。 編集・発行:北海道議会 発行日:令和4年(2022年)3月31日