みんなの道議会 No.15 Web:http://www.gikai.pref.hokkaido.lg.jp Twitter:https://twitter.com/hokkaidogikai(@hokkaidogikai) 1ページ ダンプレ ~Dance & Play !!~ 《写真》:議場コンサートの様子 令和2年9月8日、第3回定例会の初日に感染症対策を行いながら、第47回北海道議会議場コンサートを開催しました。 北海道札幌国際情報高等学校吹奏楽部による、踊りながら演奏をする「ダンプレ(ダンス&プレイ)」が披露されました。 今号の主な内容 2ページ:令和2年第3回定例会の概要や議決状況について 3ページ:道議会キーワード、高校生×道議会 ~北海道当別高等学校~ 4ページ:インターンシップ生が考える北海道の課題 2ページ 令和2年第3回定例会 定例会の概要 知事から新型コロナウイルス感染症対策等に係る令和2年度補正予算等の予算案2件と条例案9件、その他案件15件が提案され、議決しました。 また、議員と委員会から決議案1件と意見案8件が提出され、原案のとおり可決しました。 主な審議日程 9月8日      本会議(開会) 9月11日~9月14日 本会議(代表質問) 9月16日~9月23日 本会議(一般質問) 9月25日~9月30日 予算特別委員会 10月1日      常任・特別委員会 10月2日      本会議(閉会) 本会議や予算特別委員会の主な議論 観光振興 窮地に立たされた北海道の観光産業について、依然として厳しい状況に置かれている事業者への支援と需要の早期回復に、今後どのように取り組む考えか。 インフルエンザ流行期に備えた体制整備 新型コロナウイルス感染症と季節性インフルエンザ両方の市中感染に備えて、相談体制や診療・検査体制の整備・充実に今後どのように取り組む考えか。 農業基盤の整備 農家の農業生産基盤整備の負担を軽減する「パワーアップ事業」について、地域の事業継続の声を踏まえ、農業生産の基盤整備に今後どのように取り組む考えか。 特定放射性廃棄物最終処分場 道内自治体による特定放射性廃棄物最終処分場の文献調査への応募検討について、今後どのように対応していく考えか。 雇用対策 新型コロナウイルス感染症の影響で発生した解雇や雇い止めについて、雇用の維持・確保、新規学卒者の就業支援、雇用対策に今後どのように取り組む考えか。 道産水産物の消費拡大 道産水産物の水揚げ量と価格の低迷について、主要魚種の減産防止、生産の維持増大、消費拡大、漁業経営の安定化に向けて今後どのように取り組む考えか。 主な議決の状況 知事提出案件 【予算案】2件 「令和2年度北海道一般会計補正予算(第7号)」 など 【条例案/その他案件】9件/15件 「北海道立学校条例の一部を改正する条例案」 など 議員・委員会提出案件 【決議案】1件 「特定放射性廃棄物の処分に関する決議」 【意見案】8件 「インフルエンザ流行期における感染症対策の充実を求める意見書」 など 定例会の詳細は、道議会webサイトもしくは議会時報をご覧下さい。道議会webサイトへのアクセスはこちらから!→ http://www.gikai.pref.hokkaido.lg.jp 道議会Q&A Q 委員会って何だろう……? 学校にもある体育委員会とか文化委員会みたいなもの? A 本会議に提出された議案などを詳しく審査や調査をするための機関です。担当する分野ごとにあらかじめいくつかの委員会を作り、議員をそれぞれに割り振って、本会議と比べ少人数でじっくりと議案などの審査を行います。 3ページ 道議会キーワード 今回は第3回定例会で取り上げられたホットな話題をお届けします 「道産水産物の消費拡大」 調理の簡便化や外食化志向が強まり、家庭における水産物の消費量は減少を続けているところですが、新型コロナウイルス感染症の影響により外食需要なども低迷したことで、道内の漁業関係者は大きな影響を受けています。 ※魚介類の写真は(地独)北海道立総合研究機構より提供。 道産水産物の学校給食への提供 《写真》:ホタテガイ 道では「道産水産物学校給食提供推進事業」として、全道の希望があった小中学校や特別支援学校、夜間定時制高校などに8月24日から、学校給食用の食材としてホタテガイを提供することで、消費拡大に繋げる取組を行っています。 《写真》:ホッケ 12月からはホッケ、サケなども提供されるよ! おうちで!道産水産物お取り寄せキャンペーン 《イラスト》:「今日はお魚!」ロゴマーク 《写真》:おうちで!道産水産物お取り寄せキャンペーンPRポスター(抜粋) 道と全道の漁業協同組合がタッグを組んで、web通販により道産水産物を販売する「おうちで!道産水産物お取り寄せキャンペーン」を11月1日から実施し、道産水産物の消費拡大を図っています。 漁業協同組合のweb販売サイトから購入した水産物の納品書などを2つ以上同封し、アンケートに答えた上で応募すると、抽選で最大1万円相当の水産物セットやオリジナルの保冷エコバッグなどが当たります。 《写真》:スルメイカ ★キャンペーンは令和3年1月31日まで! 詳しくは「おうちで!道産水産物」で検索。 または http://www.pref.hokkaido.lg.jp/sr/sum/ouchide_osakana.htm 高校生×道議会 ~北海道当別高等学校~ 令和2年9月7日、花き類の栽培に取り組んでいる「北海道当別高等学校園芸デザイン科」の生徒の皆さんから道議会に鉢花を贈呈していただきました。 コロナ禍においても懸命に栽培してきた鉢花には「困難には負けない」というメッセージが込められ、生徒の皆さん自身での展示作業も行われました。 《写真》:生徒の皆さんと議員の集合写真 《写真》:展示作業の様子と作業後の写真計4枚 4ページ ~インターンシップ生が考える北海道の課題~ へき地における医療体制の実情と今後 へき地医療の実情 北海道は、医療機関がない地域(無医地区)の数が全国で1番多い状況となっています。 へき地診療所の数は増加の傾向にありますが、そこで働く医師の数は、1診療所あたり1人という場合が多いことから、医師や看護師が感染力の強いウイルスに感染したことにより診療を行えなくなった場合などは、診療所の機能を維持することが難しくなってしまう可能性があります。 ドクターヘリの活用 へき地で傷病者が発生した場合、医師や看護師が搭乗したドクターヘリを用いて医療機関へ患者を搬送する場合があります。 状況により、緊急離着陸場で救急隊と患者の受け渡しを行い、そこから治療を開始することで、傷病者の救命や後遺症の軽減等に繋がります。 しかし、積雪期には、使用可能な緊急離着陸場の数は無積雪期の2割程度となるため、年間を通して使用できる緊急離着陸場の設置が求められます。 へき地医療拠点病院 へき地医療拠点病院は、へき地における住民の医療を確保することを目的に、へき地医療支援機構の指導・調整のもと、巡回診療の実施、へき地診療所などへの医師派遣、へき地診療所の医師が休暇を取る際の代替医師派遣などを行っています。 しかし、一部の地域においては、医師不足などの理由により、これらの取組が実施されていない状況もあります。 これからのへき地医療 人口減少や高齢化などの問題に対応していくために、へき地医療を支える医師や看護師の確保、相談・支援体制のより一層の充実が求められます。 この記事はインターンシップ生が作成しました! 《写真》:委員会の写真撮影を行うインターンシップ生 道議会では8月31日~9月4日の5日間で、包括連携協定を締結している大学の学生をインターンシップ生として受け入れました。 議会事務局(議会の運営に関する業務を行っている部署)の仕事として、議員から依頼があった資料の作成や委員会の写真撮影などを行いながら、学生自身が考えた高校生に知ってもらいたい北海道の課題について、記事を作成してもらいました。 皆様のご感想をお待ちしております! 道議会へのアクセス 住所:札幌市中央区北2条西6丁目 地下鉄さっぽろ駅10番出口徒歩約4分 道議会webサイトについて 議会中継・録画、傍聴・見学のご案内など URL:http://www.gikai.pref.hokkaido.lg.jp/ 紙面への意見、要望や道議会への問い合わせ メール:gikai.seisaku1@pref.hokkaido.lg.jp 電話:011-204-5691 みんなの道議会のバックナンバーについて:最新号やバックナンバーについては道議会webサイトに公開しています。 編集発行:北海道議会 発行日:令和2年(2020年)12月10日