平成30年(2018年)春号 みんなの道議会 No.05 編集発行:北海道議会 発行日:平成30年6月20日 HPURL:http://www.gikai.pref.hokkaido.lg.jp/ Twitter:@hokkaidogikaiHP: 写真掲載:第43回北海道議会議場コンサートの様子(平成30年2月21日 出演:札幌市立手稲東中学校合唱部) 北海道庁インターネット放送局にて、今回のコンサート動画を公開中!! URL:https://sites.google.com/site/hokkaidouchotv/home/torikumi/sesakupr/gikai  北海道自転車条例 自転車の活用と安全な利用の推進を通じ、環境負荷の低減、道民の皆さんの健康増進、サイクルツーリズムの振興を目的とする「北海道自転車条例案」が、議員提案され3月20日に可決成立しました。(4月1日施行)   ☆自転車条例のポイント    サイクルツーリズムの推進 北海道の特性や魅力を生かしながら、自転車による観光がしやすい環境づくりや情報発信などを進めていきます。 詳しくは、サイクルツーリズム北海道 経済部 で検索 URL:http://www.pref.hokkaido.lg.jp/kz/kkd/cycletourism-hokkaido.htm    自転車の安全利用 ・ヘルメットを着用しよう・暗くなったらライトをつけよう・側面に反射器材を!・自転車も車両!ルール・マナーを守ろう 詳しくは、自転車の安全利用 北海道 環境生活部 で検索 URL:http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ks/dms/kat/contents/bicyclerule.htm    自転車損害賠償保険等への加入 ・万が一の事故に備え、自転車損害賠償保険等に加入しよう。 詳しくは、自転車損害賠償保険 北海道 環境生活部 で検索 URL:http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ks/dms/kat/contents/bicyclehoken2.htm ポスター掲載:北海道自転車条例 自転車条例詳細はこちら→URL:http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ss/csr/cycle.htm  第1回定例会   主な審議日程 2月21日(水)本会議 ・知事から道政執行方針並びに提案説・明教育長から教育行政執行方針の説明・第43回北海道議会議場コンサート 2月28日(水)〜3月8日(木)本会議 ・代表質問:5人の議員が会派を代表し質問・一般質問:22人の議員が質問 3月9日(金)〜3月19日(月)委員会 ・予算特別委員会や常任・特別委員会を開き本会議から付託された議案等の審査 3月20日(火)本会議 議案等の審議及び議決    提案説明(主な予算部分) 平成30年度各会計予算(総額3兆8683億9400万円) ・私立学校の経営健全化を図るとともに、耐震改修工事に対して支援するための経費 ・北海道の歴史や文化を国内外に発信する拠点として、赤れんが庁舎を整備するための経費 ・障がいの有無にかかわらず、全ての道民が共生する暮らしやすい社会の実現に向けた取組を推進するための経費 ・林業・木材産業の担い手を育成するため、林業大学校の設立に向けた準備経費 ・建設業における人材確保や育成などの取組を支援するほか、若年労働者の確保に向け、建設業の魅力を発信するなど、担い手対策を推進するための経費 ・学校・家庭・地域が一体となった学力・体力の向上や子どもたちの望ましい生活習慣づくりなどを推進するための経費    代表質問・一般質問での主な議論 ・災害対応に関して、道と開発局との人事交流など連携体制について ・JR北海道路線見直し問題に関して、JR北海道の将来ビジョンの早期策定や地域に必要な交通体系の維持について ・障がいがある方への意思疎通支援や手話の普及など施策の充実について ・観光税の導入検討やインバウンド対策について ・新しい教育計画に関して、北海道らしい特色ある教育や今後の教育が目指すべき姿について    予算特別委員会での主な議論 ・JR北海道路線見直し問題について関係機関が一体となった議論の推進について ・道内各分野の企業における人手不足対策の実効性ある施策について ・旧優生保護法のもとで本人の同意のない中で行われた不妊手術に対する情報提供体制等の整備について ・教員の学校における働き方改革について 写真掲載:本会議場の演壇からの風景〜質問者や答弁者からの目線〜   議員・委員会提出の主な議案    会議案 1件 ☆北海道自転車条例案[H30.2.21提出/H30.3.20原案可決]※概要は1ページ目を見てね。    決議案 1件 ☆2025年国際博覧会の誘致に関する決議[H30.3.19提出/H30.3.20原案可決] 概要:国際博覧会が我が国で行われることにより、北海道の情報を発信・PRすることや観光客を本道に呼び込める絶好の機会となり、本道経済の活性化につなげていくことが期待できる。よって、北海道議会は、大阪・関西における2025年国際博覧会の開催を希望し、2025年日本万国博覧会誘致委員会の招致活動に対して、全面的に支援し協力を行うものである。    意見案 4件 ☆高齢者や若年成人等の消費者被害を防止・救済する実効的な消費者契約法改正を求める意見書[H30.3.19提出/H30.3.20原案可決] ☆北海道・北東北の縄文遺跡群の世界遺産登録に向けた推薦に関する意見書[H30.3.19提出/H30.3.20原案可決] ☆根室海峡海域におけるロシア連邦トロール漁船に関する意見書[H30.3.19提出/H30.3.20原案可決] ☆旧優生保護法において実施された優生手術に対する補償等の早期解決を求める意見書[H30.3.19提出/H30.3.20原案可決] 定例会の詳細は、道議会ホームページもしくは議会時報をご覧下さい。道議会ホームページへのアクセスはこちら→URL:http://www.gikai.pref.hokkaido.lg.jp  定例会キーワード(議会では、こんなことが議論されている!!)   北海道・北東北の縄文遺跡群の世界遺産登録 北海道では、青森県、岩手県、秋田県及び関係市町とともに、「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界遺産登録にむけた取り組みを進めています。 ・地図掲載:北海道・青森県・秋田県・岩手県図 世界遺産登録を目指す北海道・北東北の縄文遺跡群北海道:キウス周堤墓群(千歳市)北黄金貝塚(伊達市)入江・高砂貝塚(洞爺湖町)大船遺跡/垣ノ島遺跡(函館市)鷲ノ木遺跡(森町)青森県:大平山元遺跡(外ヶ浜町)田小屋野貝塚亀ヶ岡石器時代遺跡(つがる市)大森勝山遺跡(弘前市)三内丸山遺跡小牧野遺跡(青森市)二ツ森貝塚(七戸市)長七谷地貝塚是川石器時代遺跡(八戸市)秋田県:伊勢堂岱遺跡(北秋田市)大湯環状列石(鹿角市)岩手県:御所野遺跡(一戸町) 道内にある見学可能な縄文遺跡の一例:地鎮山環状列石忍路環状列石(小樽市)西崎山遺跡(余市町)音江の環状列石(深川市)野花南周堤墓群(芦別市)朱円環状列石(斜里町)伊茶仁カリカリウス遺跡(標津町)東釧路貝塚(釧路市) 写真掲載:中空土偶(レプリカ)出土:函館市 ヒスイ装飾品出土:千歳市    北海道・北東北の縄文遺跡群とは 縄文文化は、一万年以上にわたって、日本列島全体に展開した先史文化で、狩猟・漁労・採集により自然と共生しながら、大きな争いもなく定住生活を実現していました。 その中でも、「北海道・北東北の縄文遺跡群」は、当時の生活や祭祀(さいし)・儀礼のあり方を示す、世界の中でも類例のない文化遺産で、学術的価値の高い集落や環状列石などの遺跡で構成されます。津軽海峡を挟みながらも縄文文化全般を通じ同一の文化圏(津軽海峡文化圏)が形成され、世界最古級の土器や漆器が出土したほか、大規模環状列石や精神性・芸術性豊かな土偶が集中的に分布しています。 また、遠方との交易・交流も活発に行われ、他地域へ与えた影響も少なくないことから、この地域は文化的に高い求心力を持つとともに縄文文化を牽引(けんいん)してきた中核的な地域であり、まさに縄文文化を代表する地域といえます。    保存・活用の推進 「北海道・北東北の縄文遺跡群」の多くは遺跡公園として保存・活用されており、地域住民と民間団体、そして自治体が連携・協力し、遺跡の魅力や価値を伝える案内ガイドや縄文文化に親しむイベント等、縄文文化の価値を伝え未来に残す活動をしています。 7月5〜8日に札幌駅前地下歩行空間でセミナーや出土品を展示する「縄文夏まつり」開催!「中空土偶(レプリカ)」も登場! 北海道・北東北の縄文遺跡群に関するホームページはこちら→URL:http://jomon-japan.jp/   まんが・アニメ王国ほっかいどう 著名な漫画家を数多く輩出している本道の優位性を活かし、「まんが・アニメ王国ほっかいどう」を内外に大きく発信し、まんが文化の振興や観光客の一層の誘致、コンテンツ関連産業の育成と若者の雇用の場の創出などにつなげる取り組みを進めています。 イラスト掲載:昨年度のイベントポスター 北海道への思いを込めたまんが・イラスト募集中!!!参加してね♪ 各種イベント情報や「北のまんが大賞」過去受賞作はホームページまで 詳しくは、北のまんが大賞 で検索 URL:http://www.akarenga-h.jp/manga/   ダニ媒介感染症 マダニに咬まれることで、ライム病・回帰熱・ダニ媒介脳炎などの病気に感染することがあり、道内においても毎年マダニが媒介する感染症の報告があります! 予防策:咬まれないよう肌露出しない!やぶや草むら・森林などに入る場合には、シャツの裾は、ズボンの中へ!ズボンの裾は、靴下の中へ! 咬まれた時の対応:医療機関で処置!マダニに咬まれてしまった場合には、無理に剥がさず、医療機関へ! 写真掲載:葉にぶら下がる真ダニ 真ダニ拡大(体長3.5ミリメートル) 写真提供:北海道立衛生研究所  道議会を知ろう(第5回)   道議会庁舎に入るには(その1) 道議会庁舎の図書室や食堂、事務室に入るには、受付で着用証(入室証)の交付を受けてください(手続きは簡単!) 地図掲載:北海道議会周辺地図 写真掲載:道議会受付 着用書 正面階段 地下階段への廊下 議会の傍聴手続きについては次回掲載予定!  議員講演会&研修会   平成30年に実施した議員講演会&研修会の紹介    平成30年2月20日 道議会と包括連携協定を結んでいる札幌大学の本田教授を講師にお招きし、「アイヌ文化と北海道の未来」というテーマで、講演会を実施しました。 【講演内容】 ☆平取町二風(にぶ)谷(たに)での暮らし ☆アイヌの世界観 ☆札幌大学ウレシパクラブの学生の活動 ☆ハワイやニュージーランドなどの海外先住民族の言語に関する事例 ☆民族共生象徴空間のあり方 ☆アイヌ文化の価値 写真掲載:本田優子教授(札幌大学地域共創学群) 講演風景    平成30年5月8日 北海道縄文世界遺産推進室の阿部特別研究員を講師にお招きし、「世界遺産を目指す縄文遺跡群〜その価値と活用〜」というテーマで、研修会を実施しました。 各遺跡の出土品から類推される縄文時代の人の生活や考え方などのお話があり、世界遺産を目指す縄文遺跡群に対する理解が深まる研修となりました。 【研修内容】 ☆縄文文化の概要と特徴 ☆世界遺産登録に向けた推進体制と経過 ☆効果と課題 写真掲載:研修風景 阿部千春特別研究員(北海道環境生活部文化局文化振興課縄文世界遺産推進室) 詳細は、道議会ホームページの議会トピックスを見てね URL:http://www.gikai.pref.hokkaido.lg.jp/topix/topix.htm  道議会への行き方   住所:札幌市中央区北2条西6丁目 地下鉄さっぽろ駅10番出口徒歩約4分   道議会ホームページについて 議会中継・録画、傍聴・見学のご案内など URL:http://www.gikai.pref.hokkaido.lg.jp/   紙面への意見、要望や道議会への問い合わせ メール:gikai.seisaku1@pref.hokkaido.lg.jp 電話:011−204−5691   みんなの道議会のバックナンバーについて 最新号やバックナンバーについては道議会ホームページに公開しています。